「まだ大丈夫」が一番危ない?シニア世代の実家相続で知っておきたい、揉めないための基本と準備

目次

はじめに:その「実家の相続」、本当に準備なしで大丈夫ですか?

行政書士・FP(ファイナンシャルプランナー)の相澤和久です。

「うちの家族は仲が良いから、相続で揉めることなんてないよ」

「遺産と言っても古い実家くらいだし、わざわざ今から準備しなくても……」

普段、多くのシニア世代の方やそのご家族とお話ししていると、このような声を本当によく耳にします。しかし、私のこれまでの経験からお伝えすると、「揉めてはいない。けれど、進まない」という状態に陥ってしまうご家族が非常に多いのが、相続の現実です。

特に50代〜70代のシニア世代にとって、ご自身や親御さんの「実家をどうするか」は避けて通れない大きな問題です。難しい法律の手続きを後回しにしているうちに、気づいた時には手遅れになっていた……という悲しいケースを、私は行政書士として、そしてお金のプロ(FP)として何度も目の当たりにしてきました。

この記事では、難しい法律用語はいっさい使わず、大切なご家族の「和」を守るために、今からできる安心のステップを分かりやすく解説します。

なぜ実家の相続は「進まなくなって」しまうのか?

遺産が「お金(現金)」であれば、1円単位で分けることができます。しかし、「実家(不動産)」はそう簡単に切り分けることができません。

例えば、以下のような意見の食い違いが、ある日突然起こります。

よくある「実家相続」の意見の食い違い

長男の意見:「自分が生まれ育った家だから、売らずに残しておきたい」

次男の意見:「誰も住まないなら、早く売却して現金で公平に分けたい」

長女の意見:「これまで自分が親の介護をしてきたのだから、その分を考慮してほしい」

このように、それぞれの生活や想いがあるからこそ、悪気はなくても「感情の糸」が絡まり、話し合いがストップしてしまうのです。

これだけは押さえたい!円満な相続を整える「3つの選択肢」

実家の相続が発生した場合、進むべき道は大きく分けて3つしかありません。それぞれの特徴を分かりやすくまとめました。

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選択肢メリット注意すべき点
誰か一人が相続して住む思い出の実家をそのまま残せる住まない家族へ「代わりの現金」を支払う必要があるケースも
売却して現金で分ける1円単位で公平に分けられるため、後腐れがない売却の手続きや、家財道具の片付けに時間と労力がかかる
賃貸として活用する毎月の家賃収入が見込めるリフォーム費用がかかり、将来の管理や修繕の手間が発生する

どの方法が正解というわけではありません。大切なのは、家族全員が「お互い様」の精神で、納得のいく着地点を見つけることです。

後悔しないために!今から始める相続準備の5ステップ

「何から手を付ければいいか分からない」という方もご安心ください。まずは以下の流れで、少しずつ準備を進めていきましょう。

STEP
家族の意向を確認する

まずは、親御さんや兄弟姉妹が「実家をどうしたいか」を、元気なうちに雑談混じりで良いので話し合ってみましょう。

STEP
実家の財産価値を調べる

実家が「今、いくらくらいの価値があるのか」を調べます。私は不動産実務の経験もありますので、現実的な売却査定も含めてサポートが可能です。

STEP
法的な書類(遺言書など)の検討

話し合った内容を、将来しっかり形にするための書類を検討します。財産目録の作成から始めてみるのも一案です。

STEP
専門家を交えて話し合う

家族だけで話し合うと感情的になりがちな場面でも、中立な第三者が入ることで、驚くほどスムーズに話が進みます。

STEP
確実な手続きを実行する

万が一の際にも、事前に準備ができていれば、役所や銀行、不動産の手続きを「丸投げ」で進めることができます。

ここに注意!絶対に知っておくべき「タイムリミット」

ここで、どうしてもお伝えしておかなければならない重要な注意点があります。

認知症になると、実家は売却もリフォームもできなくなります!

高齢になり、万が一「認知症」などで判断能力が低下してしまうと、法律上、実家の売却や賃貸契約、さらには大規模なリフォームなどの契約が一切できなくなってしまいます。 (※たとえ、実のお子さまであっても、親御さんの名義の不動産を代わりに売ることはできません)

つまり、相続の対策や実家の処分を考えることができるのは、「本人が健康で、しっかりとした判断力を持っている今だけ」という厳格なタイムリミットがあるのです。

シニアの相続・実家対策でよくある「3つのQ&A」

まだ親も元気で、揉めてもいないのに相談しても良いですか?

はい、もちろんです! むしろ、揉めていない元気な段階でご相談いただくのが一番の理想です。行政書士・FPとして、将来のライフプランを見据えた「揉めないための選択肢」を優しく丁寧にご案内します。

パソコンやスマホ、難しい法律用語が本当に苦手なのですが大丈夫ですか?

どうぞご安心ください。 当事務所は、お電話一本でご自宅やご指定の場所へお伺いする「アナログ対応」を大切にしています。難しい専門用語は使わず、分かりやすい言葉で何度でもお話しします。

弁護士さんに相談するのとは何が違うのでしょうか?

弁護士は「戦う専門家」ですが、私は「和を整える調整役」です。 弁護士を入れると「対決姿勢」になりがちですが、私は誰の味方もせず、中立な立場でご家族全員の声に耳を傾けます。裁判ではなく、話し合いで円満に解決したい方にぴったりです。

結びに:一人で抱え込まず、まずはその想いをお聞かせください

相続は、単なる「書類の手続き」ではありません。そこには、これまで暮らしてきた方の想いがあり、残されたご家族お一人おひとりのこれからの生活があります。

「わざわざ大きな大ごとにしたくないけれど、自分たちだけでは話が進まない……」 そうお悩みでしたら、ぜひ一度私にお話を聞かせてください。

私は特定の方だけに肩入れすることはありません。

  • 法的な正しさ(行政書士)
  • お金の公平さ(ファイナンシャルプランナー)
  • 不動産の現実的な価値(実務経験)

この3つの視点を持って、あなたのご家族が「お互い様」の精神で前を向けるよう、黒子として準備から後片付けまで徹底的に伴走いたします。

初回相談(60分程度)は無料です。強引な勧誘は一切いたしませんので、どうぞお気軽にご連絡ください。

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